PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)とは?オンライン診療との関係は?!【2020年】

資産運用

こんにちは!学生投資家のうえすぎです!
今回はまた医学系の記事を書いていこうと思います。PHRというのはあまり聞きなじみがない言葉かもしれませんが、個人的にはオンライン診療よりも今後の成長が期待できる分野だと感じています!それでは見ていきましょう!!

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PHRとは

PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)とは、血圧や体重、体温などのデータを病院ではなく個人で管理できるようにするものです。今までは病院に行って検査をして、得られた情報を各病院のカルテに保存していました。こういった診療データのすべてをアプリなどに保存することで病院が変わってもこれまでの治療歴や既往歴、様々な数値の変化をすぐに確認できるようにするものがPHRです。

どんな時に役立つの?

それではこのPHRがどのような場合に役立つのか見ていきましょう。

まず一つ目は、個人が生涯にわたって種々のデータを持ち運べるようになることです。現在病院は個人のカルテを個別で保管しており、かかりつけの病院があればそこにどんどん情報は蓄積されていきますが、病院を変えてしまうとまた一から情報を集めることになります。これは患者さんにとっても病院にとっても大きな損失です。PHRを活用することでどの病院に行っても同じ情報量で診察を始めることができるようになります。

さらに病院は5年しかカルテの保存義務がないため長期間病院に行くことがないとカルテが破棄されてしまう可能性もあります。

二つ目は、情報の管理が簡単になることです。

診療の現場では現在の症状のほかにもこれまでにかかった病気や家族がかかった病気、過去の治療歴やワクチンの接種歴など様々な情報が必要になります。しかし、正直すべての患者さんが正確にそれらの膨大な情報をはっきり覚えているとは言えず、余計に検査が必要になったり、診療に長い時間がかかってしまうことになります。

これらの情報をPHRとして保存しておくことで常に正確な情報を病院に提供できるようになります。

さらにこれは認知機能が衰えてきた場合や、突然意識を失って救急搬送された場合などに、本人の意識がなくても情報が収集できるとかなり役立つと考えています。

3つ目は集積されたデータをもとに個人の生活習慣の改善などが促せることです。タバコを吸っている人が肺がんなりやすい、といったように病気にはリスク因子というものがあります。それは例えば体重の変化であったり血圧の変化であったりしますが、PHRを分析することで個人の健康データの変化を鋭敏に感知し、アプリなどを通じて周知することで病気の予防さえ可能になります。そもそも病院に行く必要がなくなることで医療費の削減などにもつながります。

4つ目は集めたデータを治験や治療の開発に利用できることです。

個人データを採取することでどんな人が病気にかかりやすいのか、ある治療に対してどの程度の成果が得られたのかなどの分析が可能になります。もちろん個人情報の保護などの観点から本人の同意を得たり、情報を匿名化する必要はありますが。PHRが普及することでそれらが容易になることが予想されます。

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デメリットはあるの?

次にPHRの問題点を見ていこうと思います。

まずは個人情報の保護が守られるのかということが挙げられます。現在様々な個人情報がオンラインで管理されていますが、健康に関するデータは特にデリケートなため、厳重な保護が必要となります。また、患者さんの中にはそのような情報をオンラインで管理することに抵抗を感じる方も少なからずいるのでその心理的なハードルをどのように乗り越えていくかが企業には問われるでしょう。

他には医療機関にどの程度受け入れられるかも問題です。保守的な考え方をする医者も(完全に個人的な意見ですが)まだまだ多く、病院が導入しないことには患者さんが使うこともできないので、この二つがPHRにおける問題点だと思っています。

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今話題のオンライン診療とは関係あるの?

現在コロナウイルスの影響から感染防止のためにオンライン診療に注目が集まっています。いくつかのPHR銘柄はそのせいか株価が上昇していますが、個人的にはそこまで関係の深い分野ではないと考えています。

もちろんオンライン診療を行う上ではデータをオンラインで共有する必要がありますが、そもそもオンライン診療で対応できる疾患が限られており、期待されるほどの規模にはならないのではないかと考えています。一方PHRはあらゆる疾患において応用できるものなのでオンライン診療による恩恵はそこまで大きくないと推測されます。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

コロナウイルスの影響で様々な医療関連の銘柄が話題に上がっていますが新しい情報であったなら幸いです。

それではお付き合いいただきありがとうございました!

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