医者として頑張る気がなくなってしまった話

雑記

はじめに

いきなり世の中舐めたやつだなと思われそうですが、ネットで匿名なので周りに言えない正直な気持ちを書こうと思います。まだ働いてもないのに頑張る気がなくなってしまった気持ちをだらだら書いていきます。

幼少期~高校

私はもともと研究者になりたくて医学部に入学しました。小さいころから実験やモノ作りが好きで、好きなことなら没頭できるタイプなので性格的にも向いていると思っていました。

幼稚園くらい?物心ついたときから発明家になりたい!研究者になりたい!といっていて高校生までその気持ちが変わることはありませんでした。自分でいうのもなんですが、ここまで気持ちが変わらないんだったら天職なんじゃないかと本気で思っていましたし、今でも若干思っています笑

そんな私ですが、高校生の時に医学部にするか、理学部や工学部にするかでとても悩みました。研究者になりたいとは思っていましたが、具体的にどのような分野の研究をしたいかといわれるとよくわからない状態だったので、進振りのある東大か、基礎研究もできるような医学部に行くかの二択でした。その時にまず研究者という職業が経済的にあまり恵まれていないことを知り、研究者としてうまくいかなくても最悪食っていけそうな医学部を受験しようと思いました。

医学部にしようと思った後はオープンキャンパスに行って、研究者養成コースの説明などを真剣に聞きました。この時点では臨床医になる気はほとんどありませんでした。

研究者養成コースというのは大学やプログラムによってまちまちですが、医学部の6年間+大学院の3年間で9年ほど学生を続けることになります。高校生の私もさすがに長いなぁ、と思いましたがほかの学部に行っても博士課程まで行けば同じくらいかと思い医学部を受験する気持ちが固まりました。

いざ大学に入ってみると

勉強は頑張ったので無事に合格することができました。医学部に入ってからしばらくは部活やバイト、旅行に行ったり飲みに行ったりという毎日がとても楽しくて、将来について考えることをすっかり忘れていました。

学年が上がって研究をやる機会があり、そこでもともとの目的を思い出して基礎系の研究室に入りました。

研究自体は楽しく、やっぱり研究者がいいなとも思いました。ただ研究室の人たちの様子を見ていると研究費集めに苦労していたり、教授と考え方が合わずバチバチにらみ合っていたりするのを見て、余裕のない業界なんだな、と正直思ってしまいました。

ほかの研究室に行った友達の話を聞いても基礎系で、しかも結果を出している研究室ほどブラックでパワハラが蔓延しているようで、どうやら研究者は闇が深そうだなとだんだん研究者になることは魅力的ではなくなっていました。

私はまだ学生で守られていたので研究生活も楽しかったのですが、大学院生の方や助教の先生などは遅くまで残って実験を続けていたり、論文の審査のことで教授とトラブルになって研究室に来なくなってしまっていたり、研究者になりたいという気持ちを折る出来事は多かったです。

指導してもらった教授(医学部出身)の先生に、若いうちは絶対に臨床をやったほうがいいといわれたことも研究者ではなく臨床医になろうと思った大きな要因です。

人生について考えてみた

そんなこんなあって、コロナで暇になったあたりからようやく真剣に将来のことについて考え始めました。研究者になることはないなと思ったのですが、じゃあ何になりたいかといわれるとずっと研究者になろうと考えていた手前ぱっと思いつくものはなかったです。これは特に珍しいことでもないと思うのですが、意外と人生こんな感じで決まるんだなとなんだか他人事のように感じました。

こういうことを書いていると人生に対して悲観的になっていると思われそうなのですが(実際そういう人も多いのかもしれない)私は正直そんなことはなくて割と自分の未来に希望を持っている方です笑

これは大学に入ってからいろいろと今までの価値観が変わるような出来事があったからで(高校生までの価値観なんぞたかがしれている)とりあえず人生楽しかったらそれでいいかな、と心の底から思うようになったのが大きいです。

なんとなく頭が良い方として育ってきたし、なんとなく私にしかできない仕事()をやるのかなと思っていたのですが、別に働くことにそんなに重きを置かなくてもいいよねと考えるようになりました。

医者という職業の特殊性

そうなると初期研修以降の給料とお休みが気になります。そのうち医者が余る時代が来て給料が低くなり、さらに高額給与所得者への増税によって手元に残るお金が減る~みたいなことを言われるようになってきました。将来自分がどんなレベルの生活ができるのかめちゃくちゃ気になり、いろんな病院の給料を調べました。

医療関係の方ならほとんどの方が知っていると思いますが、医者は難しい病気の人を治した方が給料が高くなる、なんてことはありません。ある程度役職による差はありますが、それよりもよっぽど需給バランスに左右されます。(医者が行きたくないところほど給料が高い)

つまり、頑張って大学院に行って博士号を取って研究者としても優秀であるとか、給料には反映されないのです。(博士号の取得を役職につく条件としている病院もあるようですが)

これが医者という職業の特殊なところで、どんなに高いレベルの医学部に入ろうが、底辺レベルの医学部に入ろうが、結局はみんな”医者”という一つのカテゴリに収まります。医者であればどんなにポンコツであろうと医療行為を行う権利があるので能力による給料の差がつきにくいのです。

そうすると地方の市中病院行って専門医の取得目指しながらある程度QOL保った生活送るのがベストじゃん?と思いました。

実際そういう考えの人は今の世代の医学生には増えているんじゃないでしょうか?なにも医者として上に上ることが人生のすべてじゃないよな、というかそんな小さい世界の上を目指して果たして得るものがあるのか、と最近の私は思うわけであります。

仕事もプライベートも両方大事!

医学部の学生は医者になったら旅行とか行けなくなるから今のうちに行っときな~とよくいわれます。私はそれを聞いて絶対にいやだなと思いました。(小並感)

若いうちはお金がないけど時間がある、働きだすとお金はあるけど時間がない、年を取るとお金も時間もあるけど体力がないなんて、そんなにつまらないことがあってたまるものかと思います。

全然体力もお金もある30~40代くらいでたくさん旅行に行きたいし、学生の時にお金がないためにできなかったことをたくさんしたいと思います。もし結婚して子供が生まれたりしたら近くで成長を見守りたいし、運動会とか見に行きたいと思います(気が早い)。

そうすると医者として仕事を頑張る気にはなれません。きちんと長期休みをもらえる病院で家庭や自分の時間を大事にしながら自分の人生を充実させたいです。

働きたくないわけではありませんが、頑張っても頑張らなくても給料が大して変わらない(どころか何なら低い)というのは、やはりモチベーションがなくなってしまうのです。

政治家になって医者の給料の有り方を変えよう!というほどの強い意志はないので今あるシステムの中で一番自分に有利な道を進んでいきたいなと思います。そう言いつつ半年後にはお金がなくてもいいから基礎研究をガンガンやっていきたい!って思ってるかもしれないですけど笑

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まとめ

以上、だらだらと要は就活で迷っているというお話を書いていきました。似たような悩みを抱えている人がいたらぜひTwitterでリプ送ってみたりしてください笑

それではここまでお読みいただきありがとうございました!

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